2022年11月06日
複合性局所疼痛症候群の介入について
複合性局所疼痛症候群とは、組織損傷後に創傷が治癒した後にも痛みが遷延するもので、CRPSと呼ばれています。
激しい痛みを訴えることも多く、療法士も治療で苦労することが多いのではないでしょうか?
「触るだけでも痛くて、どんどん関節可動域制限ができてしまう」こんな経験はないですか?
今回の記事を読めば、CRPSの治療のヒントが得られると思います。
CRPSの症状
CRPSには主に5つの症状があります。
「自律神経異常」「感覚異常」「運動異常」「炎症・栄養異常」「心理異常」です。
自律神経異常 | 皮膚温、色調変化、発汗異常、浮腫など |
感覚異常 | 痛覚過敏、異常痛症、感覚鈍麻、アロディニアなど |
運動異常 | 脱力、震戦、ジストニア、筋クローヌスなど |
炎症・栄養異常 | 光沢皮膚、爪、体毛異常など |
心理状態 | 苦痛、不安、恐怖、怒り、抑うつなど |
CRPS患者の脳活動
CRPS患者は疼痛や不動化により感覚野の狭小化を認めるケースが多いと報告されています。
それに伴い「Body imageの崩れ」「運動イメージの崩れ」により、より疼痛が長引く原因であると考えれらています。
そのため、CRPSの治療戦略は関節可動域制限や腫脹などの末梢性変化だけでなく、体性感覚野狭小化や運動イメージなど中枢性変化に対してもアプローチする必要があります。
CRPSへの治療介入
CRPSの治療介入では「知覚弁別task」「ミラーセラピー」「振動刺激」「メンタルローテーション」「Virtual Reality」などがあります。
具体的などんな方法なのか学びたい方はこちらの動画を視聴してみてください。
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