お知らせ

2023年02月21日

【上肢運動麻痺】促通訓練で意識すると良い3つのポイント

CVA後遺症により、上肢運動麻痺を呈した方を担当したことはあるかと思います。

上肢運動麻痺の訓練を行う際に、意識しておくと良い3つのポイントについてまとめてみました。

上肢運動麻痺のアプローチ方法で困っている方の参考になれば幸いです。

①運動だけでなく知覚にも注目

運動麻痺を良くするために、動かすことは重要です。

しかし、運動にのみ着目した介入はあまりオススメしません。

上肢運動麻痺のアプローチは「筋力向上ではなく、筋出力の調整」を意識することが重要となります。

そのためには、運動だけでなく知覚と運動の相互関係を意識してみると良いです。

例えば、物品操作訓練では、物の「重さ」や「固さ」などにも意識してもらうなどです。

②過剰努力は求めない

患者さんは動きにくい身体を動かそうとするので、どうしても力みやすいです。

筋緊張を急激に高めるような過剰な筋収縮は麻痺の回復の妨げとなります。

そのため、運動を行う際には、【最初はセラピストが介助して行う】【過剰な筋出力が見られたら、運動を続けない】といったことが大切となります。

強い刺激を筋肉に与え続けると痙性の原因ともなります。

重要なのは筋力向上ではなく、筋出力の調整です。

③非麻痺側から運動を行うとイメージしやすい

いきなり麻痺側の運動から行うと、力の調整が難しいです。

そのため、まずは非麻痺側で運動を行うことで、運動イメージができます。

「これくらいの力で良いんだな」「ここの関節が伸びてるな」と非麻痺側で感じてもらうことで、運動の予測がつきやすくなります。

力の調整が上手くいかない方がいたら、一度非麻痺側で運動してもらってみてはいかがでしょうか?

上肢運動麻痺のアプローチを動画で学ぶ

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こんな風に思ったことはありませんか?

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動画時間は10分程度なので、気軽に介入方法が学べるのが特徴です。

まずは、どんな介入方法があるのかを知り、そこから自分自身で考え、介入の幅を広げてみるのはどうでしょうか?

【コンテンツ一覧】

動画タイトル動画時間
痙性に対する筋緊張のコントロール15分41秒
肩甲帯周囲筋の筋出力を上げる実技7分8秒
杖を用いた促通方法の実技7分27秒
新聞紙を用いた促通方法の実技10分52秒
お手玉を用いた促通方法の実技4分19秒
手指運動麻痺の促通方法8分1秒
カードを用いた手指促通方法11分22秒
上肢屈曲痙性に対するストレッチの紹介4分9秒
上肢屈曲痙性に対し振動刺激を用いたアプローチ3分47秒
上肢弛緩性麻痺に対し加圧を利用したアプローチ8分47秒
上肢弛緩性麻痺に対し電気刺激を用いたアプローチ4分20秒

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リハガクオンライン会員なると、毎月会員特典があります。

2月の特典はリハガクオンラインで視聴できるコンテンツ「注意障害シリーズ」の一部コンテンツをフルカラー製本した資料となります。

こちらの特典は2月15日~3月15日までにリハガクオンライン会員(基本プランor年間視聴プラン)に登録すれば送付させていただきます。

高次脳機能障害の中でも発症頻度が高い、注意障害について学べる内容となっております。

今回の資料は注意障害シリーズの「注意障害の概要と分類」「注意障害と関連する脳部位」「注意機能と前頭頭頂ネットワーク」の3コンテンツ分となっております。

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