2022年11月22日
トイレ動作の評価と介入のコツ
トイレ動作の自立は、病院からの自宅復帰や患者のQOLとも大きく関わると言われています。
そのため療法士が介入するADLの中でも、トイレ動作の介入頻度は多く、重要であると思います。
しかし、トイレ動作の評価法や介入方法については明確なものがないのが現状です。
今回はトイレ動作の評価と介入のコツについて簡単にまとめてみました。
トイレ動作の評価について①
「トイレ動作の評価は何でとっていますか?」と聞かれると、FIMと答える人が多いのではないでしょうか?
FIMはADL評価法の中でも、最も信頼性と妥当性があるといわれている評価法です。
そのためFIMでトイレ動作を評価するのは間違いではありません。
しかし、FIMではトイレ動作の評価項目が少なすぎて、「どの動作ができて、どの動作ができないのか?」を把握するのが難しいというデメリットがあります。
実際、トイレ動作は細分化すると20個以上の項目に分けられると報告されています。
トイレ動作の評価では、まず最初にトイレ動作のどの部分ができなくて、どの部分ができているのかを把握することが重要です。
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トイレ動作の評価について②
トイレ動作の「どの動作ができて、どの動作ができないのか?」が分かれば、次は出来ない動作がなぜできないのかを考えてみましょう。
「認知」による影響なのか?「運動」による影響なのかの2つに大きく分類することができます。
例えば、車いすからトイレへ移乗する際に、停車位置が便座から遠くて危険な方がいたとします。
この動作ができない原因は空間障害による可能性があり「認知」の影響が考えられます。
便座から立ち上がれない方は、下肢筋力低下が原因の可能性があり「運動」の影響が考えられます。
このように動作ができない原因が分かれば、どこに介入すれば良いのかが分かるはずです。
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