2021年12月09日
自信を持ってADL介入できるOTになりたくないですか?
こんにちは!
リハガクの澤田です。
先週はリハガクオンラインの撮影で島根に行ってました。昼食にお蕎麦のを食べたんですが、美味しかったですし、食事しながらの見える庭園も素敵でした。
今回は「ADL」をテーマに撮影してきました。講師は認定作業療法士の元廣惇先生にお願いしています。
リハビリテーション職種の中でもADL支援はOTが担うことが多いのではないかと思います。
特に回復期領域で働いているOTにとってADL支援はかなり重要だと思います。
私も入職して間もないころにADL支援ってどうすれば良いのか分からずに悩んだことがありました。
患者さんが「トイレを一人でできるようになりたい」と訴えがあった際に、どう介入すれば良いのか分からず、とりあえずトイレでの実動作訓練を反復したりしていました。
若手のOTさんだとADL介入って具体的にどう考えれば良いのか分からないって方多いと思うんですよね。
今回はADL介入のポイントについて簡単にまとめてみました。
①ADLは個別性が高い
ADLは個別性が高い動作であると言われています。「食事」ではお箸の持ち方が人それぞれ異なりますし、「更衣」でも服の着方もそれぞれです。
「更衣」動作では、いつもシャツだけを着る人もいれば、オシャレが趣味で色んな種類の衣服を着こなしたい方もいます。
入院時に着ている病衣やパジャマを自立できたとしても、その方は退院後もずっとその服だけ着て生活するのでしょうか?
退院後はちょっとオシャレをして出かけたい思いがあるのかもしれません。それは実際に患者さんに聞いてみないと分かりません。もし、そのような思いがあるのだとしたら病衣やパジャマだけ更衣が自立すれば良いわけではないと思います。
OTはADLの先にある社会参加なども想像して関わりたいですよね。
②「なぜ?」の視点が大事
ADL介入に限らず、新人時代は「具体的な介入方法」や「テクニック」をどうしても知りたくなりがちです。
しかし、それだと自分のテクニックや介入方法を患者さんに当てはめた介入となってしまいます。
大切なのは「なぜ?」の視点をもつことです。「なぜ?」食事動作が自立できていないのか?「なぜ?」評価ポイントがここなのか?といった視点を持つことがADL介入の幅を広げます。
例えばこちらの「食事動作をどう捉えるか?-個人・課題・環境の側面から-【実技編】」では箸の操作性向上のためのアクティビティとして、積み木を示指の指腹で転がす課題が紹介されています。👇
この実技に関しても、ただ単に実技を真似するだけでなく「なぜ?」の視点が大切です。
「なぜ?」この介入が箸操作へ繋がるのか?
箸で食べ物をつまむ際に「固さ」などの抵抗感を感じとるメインのセンサーが示指の指腹であると言われています。そのため、箸操作訓練前の準備段階として積み木を用いたアクティビティが一つの介入方法となります。
③そのADLの特性を知る
各ADLにはそれぞれの特性があります。食事動作でしたら「箸」や「スプーン」「フォーク」などの道具を用います。
「箸」は2つの物体を1つの手の中で操作をするという特性があります。
「スプーン」や「フォーク」は1つの物体を1つの手の中で操作をします。
つまり「箸」と「スプーン」では同じ食事動作であっても手の使い方は異なります。
これらの特徴を知ればどういった介入方法が良いのかが見えてきます。
今回リハガクオンラインでは元廣先生にADLの考え方となる基礎の部分を丁寧に話していただいています。
「ADL総論編」「食事編」「更衣編」「トイレ編」「入浴編」「応用移動編」に分類し、各ADLの特性や介入する際の考え方、介入の「実技動画」も各論でご用意しております。
自信を持ってADL介入できるOTになりたい方は是非一度「リハガクオンライン」をお試しくださいね。
リハガクオンライン動作一覧はコチラ👇
https://m827898342.jp.megadoga.com/
いつもコラム読んでいただきありがとうございます。
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