お知らせ

2021年09月21日

作業療法士の自動車運転支援について

こんにちは!

リハガクの澤田です。

この写真はリハガクオンラインの撮影後に講師の鍵野先生と撮った一枚です。

左が私で、右がリハガク副代表の久貝です。

真ん中にいるのが今回講師をしていただいた鍵野将平先生です。

ちなみにこのポーズはファイティングポーズではなくハンドルを握るポーズです!笑

鍵野先生は作業療法士で、自動車運転支援に関する活動を積極的にされています。

↓こちらは鍵野先生が運営しているブログです。

https://drivingsienwakayama.hatenadiary.jp/

また、日本作業療法士協会の「こんなところで!作業療法士」でも取材をされています。

https://www.jaot.or.jp/ot_work/place/detail/26/

作業療法士が自動車運転支援にどう介入するの?

自動車運転再開に対しては私自身も分からないことばかりで、作業療法士ってそもそもどんな風に関われば良いの?と感じていました。

今回、鍵野先生の話を聞きながら、療法士になって間もない頃に、対象者さんから「自動車って今後運転できますか?」と質問されたことがあったのを思い出しました。

その時は「それは主治医の先生に聞いてもらったほうがいいかもしれないですねー」と深く考えずに返答したのを覚えています。

当時の私は自動車運転支援って何をすれば良いのか分からないといった理由で逃げた部分もあったのかもしれません。

鍵野先生の話を聞いた後は、作業療法士は自動車運転支援において凄く重要なポジションなんだと思うようになると同時に、当時何も考えず主治医へ相談するように促した自分を情けなく思いました。

作業療法士はクライエントがしたいと言った「作業」を支援する仕事ではないか!と当時の私に会って言いたいくらいです。

支援にはチームアプローチが重要

自動車運転再開に作業療法士が関わることは重要だと思いますが、もちろん作業療法士だけで支援するのは不可能です。良い支援をするためにはチームアプローチが非常に重要になってきます。

医師や言語聴覚士など医療職との連携はもちろんのこと、実際の運転評価となると教習所とも連携しなければなりません。

支援する作業療法士は、医療の知識だけでなく道交法などの法律についても知っておく必要があるのだと学びました。これらを知っておくことで自動車運転支援をスムーズに行うことができます。

自動車運転支援の評価って何をするの?

自動車運転再開に向けて行う評価としては「神経心理学的評価」だけでなく「ドライビングシミュレーター」「停止車両評価」「実際の運転評価」などを総合的に判断するそうです。

また、実際の日常生活の様子や病識の低下などを評価することも重要であるといった点は大変勉強になりました。

まとめ

今回この話が聞けて本当に良かったと感じました。

もしこのまま自動車運転支援について何も知らないままだったら、患者さんから自動車運転の相談をされてもどうすれば良いのか分からないままだったと思います。

運転ももちろん「作業」だと思います。「作業」を支援するのが作業療法士です。

今後、自動車運転支援に関しては今よりも作業療法士が介入していくと予測されます。

一人でも多くの作業療法士が支援に関わりクライエントや社会を豊かにできると素敵ですよね。

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